宮内 慎也商品本部
アシスタント(バイヤー)
就職活動の第一希望は、「地元に根付いた会社やお店で働きたい」でした。栃木県で生まれ育った私にとって、東京インテリアはとても身近な存在。家具に対して特別な知識があったわけではありませんが、「ゼロからの出発の方が、新鮮な気持ちでスキルアップに取り組めるし、成長も実感しやすいはず」とポジティブに考えていました。
実際、インテリア自体の奥深さも、それを扱う面白さも、1年2年3年と経験を積むほど深まっていった感覚です。
入社後は、宇都宮店のインテリアアドバイザーからキャリアをスタートしましたが、当社の場合、商品レイアウトは各店舗の部門リーダーに大きな裁量が任されていて、同じ表情の店舗が一つとしてないほど。お客様からの「こんな商品はある?」という生の声や近隣店舗の販売動向をヒントに、柔軟な発想で売り場づくりを行える。そんな自由な環境で、自分なりのアイデアを発揮しながら家具を扱えたからこそ、今の私があるのだと思います。
入社から10年以上を経て、今また新人時代の気持ちに立ち返っています。今年から本部へ異動し、商品の仕入れやオリジナル商品の開発から、基本的な展示方法の企画や現場への情報発信、新店舗の立ち上げサポートまで、トータルに手掛けるバイヤー担当になったのです。
私が任されているのは、学習机やこたつと言った季節性の強い商品や書斎用のデスクなど。お客様の声や現場の意見をもとに商品選定を行うのは現場時代と変わりませんが、大きく変わった部分もあります。
例えば、以前は「目の前のお客様が求めているものは何か?」ばかりを考えていましたが、現在は全社的な売上データも参考に、「今の時代にはこういう商品が求められているんだ」と、ライフスタイルの変化やマーケット全体の動向を分析できるように。身につけるべき知識やスキルは山積みで、目の前の仕事にがむしゃらに取り組む毎日ですが、ステップアップしたからこそ得られる成長や醍醐味も日々感じています。
最近は、社内外で調整や交渉に当たる機会も増えました。私たちにとって家具メーカーや海外の生産工場は、大事なビジネスパートナー。一方的に要望を提示するのではなく、お互いの考えや希望をすり合わせ、信頼関係を深めていく。その上で、会社としての方向性や現場のニーズともバランスを取りながら、理想的な仕入れや商品開発を実現するのが、私たちのミッションです。
商品本部も一人ひとりに大きな裁量が任されていますから、現場時代に培った相手の声に耳を傾けながら、アイデアを練る柔軟なスタンスが大きな武器になっていますね。
そうした交渉の成果のひとつが、ランドセルのラインナップ拡充。少子化が叫ばれる一方、実は人気のランドセルは生産が追い付かないほどで、仕入れが難しい状況でした。そこでシーズンオフの時期からメーカーと地道に打ち合わせを重ね、根気強く交渉を重ねた末に、入荷数の拡大や売れ筋モデルの新規導入を取り付けることができたのです。
店舗も、商品本部も、個人のアイデアを活かすチャンスの多さは共通しています。指示を待つよりも「これがやりたい」と自発的に動きたい方には、ぜひ飛び込んできてほしいですね。
東京インテリア家具に入社。
地元の宇都宮店に配属になりホームファッションの担当になる。
学習売り場のリーダーになる。
この頃は子供が苦手で上手に笑顔が出来なかった記憶があります。
アメリカ研修。
アメリカの小売りを学ぶ。半分観光気分でした。
リビング売り場のリーダーになる。
金沢店に転勤。
売り場規模も宇都宮店より大きく大変でしたが、同年代の社員も多く楽しい日々でした。
宇都宮店に転勤。
本部に転勤するまでは、リビング・ダイニング・ベッド・ホームファッションなど売り場リーダーを転々としました。
中国研修。
上海の展示会や家具工場などを見学。海外からの商品の仕入れの方法を学ぶ。
本部商品部に転勤。
今までと違う仕事内容に日々勉強中です。
休みの日はだいたい2人の子供と遊んでいます。
その他、趣味のスノーボードなど身体を動かすことも好きなので、時間を見つけて家族や友人と一緒に出掛けたりしています。